地金型金貨はシンプル。でも、アンティークコインの”複雑さ”そこが魅力?
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前回のブログ記事で、地金型金貨とアンティークコイン金貨についてお話ししました。
地金型金貨は「金そのもの価値」で決まり、アンティークコイン金貨は「金+プレミアム価値」で評価されます。
今回は、その「プレミアム価値」について、深掘りしたいと思います。
■アンティークコインの価値を左右する4つの要素
アンティークコインの価格を決める「プレミアム部分」には、次の4つの要素が大きく関係してきます。
・希少性(発行枚数・残存枚数)
・状態(グレード)
・市場性(人気・需要)
・歴史的・芸術的価値
この4つのバランスによって、同じ金含有量でも価格が大きく変わります。
つまり、アンティークコインは金相場とは別の市場原理で動くのです。
■シミュレーションで見る「地金型金貨とアンティークコイン」の違い
たとえば、次のような条件を想定してみましょう。
設定:
・予算20万円
・数年後、金価格が2倍に上昇
1.地金型金貨の場合
20万円の地金型金貨→金相場2倍→40万円
2.アンティークコイン金貨の場合
(内訳は、金の価値10万円+プレミアム価値10万円)=計20万円
金が2倍になると:
金の価値20万円+プレミアム価値?
ここで鍵となるのが、「プレミアム価値」です。
■プレミアム価値の4つのシナリオ
1.プレミアム価値も2倍→40万円
2.プレミアム価値は変動なし→30万円
3.プレミアム価値が下落→30万円未満
4.プレミアム価値が2倍以上に上昇→40万円以上
この中で、購入対象となるコインは、1と4です。
そして、その見極めのカギが先ほどの4つの要素です。
■「複雑そう」に見えるけど、実は理にかなっている
「アンティークコインは複雑で難しそう」と思われる方も多いですが、実際にはその複雑さの中にこそ、本当の価値があります。
地金型金貨は世界共通の「金価格」で決まります。
しかしアンティークコインは、歴史・芸術・希少性・状態が全て違い、一枚一枚が「唯一無二の存在」として評価されます。
■まとめ
アンティークコインのプレミアム価格を見極めるには、「希少性」「状態」「市場性」「歴史的価値」の4つを意識すること。
これらを理解すれば、「どのコインが長期的に価値を保ちやすいか」が見えてきます。
ご自身で調べるのもよし、専門ショップで相談するのもよし。
CoinsHeartでは、購入前のご相談も歓迎しています。
気になるコインがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。