今はなき国|チェコスロバキアのアンティークコインについて

1918年~1992年に中欧で存在した国、チェコスロバキア。

現在は、チェコとスロバキアに分かれたこの国。

しかし、チェコスロバキアは歴史に刻まれ、当時発行されたコインは今も存在します。

■チェコスロバキアとはどんな国だったのか?

・1918年、第一次世界大戦後にオーストリア=ハンガリー帝国から独立

・第二次世界大戦、冷戦、社会主義体制を経て1993年に平和的に分離

■チェコスロバキアコインの魅力

・チェコスロバキアのコインは比較的入手しやすく、初心者に最適

・現在、存在しない国としての希少性

・5ダカットや10ダカットの大型金貨は超人気

■1923年 1ダカット金貨 MS65の価格推移をグラフにしてみました(Heritageオークションの落札価格参照)。

2018年($504),2019年($564),2022年($2520),2023年($2280),2024年($1680)

2024年は多少の値下がりが見られますが、いずれは2022年、2023年の価格に近くなると思います。逆に言うと今が買い時とも言えます。

■注意点

・私の経験上、表面に茶色いシミの様な物が出ている事がよくあります。チェコスロバキアのコインによく見られる現象のようですが、原因とされものをいくつか上げてみました。

1.金属の酸化:緑青や指紋、水分の酸化

2.製造時の残留化学物質:鋳造や洗浄工程で使用された化学物質の変色

3.保存環境の影響:高湿度、直射日光などに長時間触れていた場合

このシミは度合いにもよりますが、私自身、売却価格に影響を感じたことはありません。一方で第一印象は大事です。購入の際は、この注意点をチェックして、気になる所があれば問い合せすることをお勧めします。

■まとめ

5ダカットや10ダカットの大型コインは高額になり、入手も非常に困難です。MS鑑定で5ダカットは100万円以上、10ダカットは200万円以上になっております。

1ダカットなどの小さなコインは、まだ入手しやすい現状です。近年、落札価格の低下も見られますが、2018年から2024年の5年間で約3倍に上昇です。この状況をチャンスと捉える方は、是非購入を検討して下さい。

チェコスロバキアのコインは、今はなき国として「デザイン」や「価値観」が詰まった小さな芸術品です。その感覚を、是非あなたの手で感じてみてください。

CoinsHeartのショップにて、チェコスロバキアのコインを取り扱っております。気になる方は下記をクリックしてください。

1923年 チェコスロバキア 1ダカット MS65

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