アンティークコインのエッジ(縁)について
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みなさん、アンティークコインのエッジを気にしてますか?
エッジって何?という方もいらっしゃるかと思いますので説明します。
コインの「エッジ」とは、直訳すると「縁」ですのでコインの側面の部分を指します。エッジの加工は、偽造防止や重量管理、美観のために古くから工夫が凝らされてきました。
アンティークコインの「エッジ(縁)」は、見落とされがちですがとても興味深いディテールであり、偽物の判別や製造技術の歴史、そして美的価値に関わってくる重要なポイントです。日本の500円玉にも特殊なエッジが使われているみたいですね。
スラブに入っているとエッジが見られないコインもあります。最近鑑定されたコインはエッジが見られるようになってきていますが、鑑定されて時間が経っているコインは見る事が出来ない場合もあります。NGCでいうと、エッジが確認できるスラブとして、エッジビューホルダー(Edge View Holder)が採用されています。
余談ですが、裸コインを持つ時は、基本エッジ部分を持ちましょう。
エッジの写真を下記に載せました(リード・エッジ)。
エッジの種類は主に以下の3つになります。
1.リード・エッジ(Reeded Edge)
細かい縦線が刻まれたエッジ。機械で均一な縦線を入れることで、偽造や削り取りを防ぐ目的で導入されました。特に18世紀以降の金銀貨によく見られ、光の反射も美しく人気があります。
2.プレーン・エッジ (Plain Edge)
何も刻まれていない、つるっとした側面。もっともシンプルな形状で、シンプルながら、保存状態の良し悪しが分かりやすいエッジでもあります。
3.レタード・エッジ(Lettered Edge)
エッジに文字が刻まれています。17世紀以降に登場し、王のモットーや製造年、造幣所名などが刻まれることがあります。視覚的にも美しく、コレクター人気が高いエッジです。
たかがエッジ、されどエッジ。エッジの違いで価格が変わることがあります。イギリスのゴシッククラウンなどは、いい一例です。
エッジで価値が変わるコインも存在しますので、購入の際は確認をお勧めします。